2019-05-07 第198回国会 参議院 厚生労働委員会 第6号
○政府参考人(樽見英樹君) 高齢者のポリファーマシー対策というものにつきましては、単に重複投薬があるとか複数医療機関を受診しているというだけでなくて、併用禁忌薬の処方とかそういうことによって薬物有害事象のリスクというものが生じますので、そういうものを低減させるという観点からも重要でございます。
○政府参考人(樽見英樹君) 高齢者のポリファーマシー対策というものにつきましては、単に重複投薬があるとか複数医療機関を受診しているというだけでなくて、併用禁忌薬の処方とかそういうことによって薬物有害事象のリスクというものが生じますので、そういうものを低減させるという観点からも重要でございます。
複数の医療機関にかかっている場合、同じ薬が重複して処方されていたり、また、一緒に飲むことが禁じられている併用禁忌薬が処方されていることがあり、お薬手帳などの取組も進められているところであります。 生活保護受給者については、東大阪市において、さまざまな医療機関から処方された薬を受け取る薬局を一カ所にする取組を行ったところ、重複投薬等の是正や薬剤費の適正化に効果を上げていると聞いております。
薬局において、複数の医師から処方された医薬品の重複等を確認し、必要に応じて照会等を行うことは、重複調剤の適正化や併用禁忌薬の使用のチェックにつながり、被保護者の健康管理に寄与するとともに、医療扶助費の適正化効果も見込まれます。 このため、生活保護受給者が利用する薬局をできるだけ一カ所にするモデル事業を平成二十九年度から大阪市と青森県で実施しているところであります。
このため、今回のモデル事業におきましては、福祉事務所のケースワーカーの指導の下で、受給者が調剤を受ける薬局を一か所にすることにより、重複投薬や併用禁忌薬の投薬を防ぐ効果を見込んでおりまして、その効果を検証するために、地方自治体にモデル的に実施してもらう予算を計上しているところでございます。